工法の紹介

MMジョイントDS型

埋設型伸縮装置 MMジョイントDS型(EQM-J工法)の特徴

MMジョイントDS型は、特殊バインダーとDS骨材を主材料とし、二次止水装置、ギャッププレートで構成される埋設型の橋梁伸縮装置です 。舗装面と一体化する構造により、橋梁の長寿命化と走行環境の向上を同時に実現します。

NETIS登録番号: QS-180019-VE
特許番号: 第5728048号
商標登録: 第5504974号

MMジョイントDS型の材料は、APJ-150バインダーに有機繊維を配合し、これに専用の骨材を組み合わせた弾性体です。したがって、本来の伸縮装置としての役割を果たすほか、弾性体であるので耐震性に優れています。

  • 優れた経済性 : 従来の突合わせジョイントに比べ施工費を抑制 。損傷時の部分補修も容易で、ライフサイクルコスト(LCC)の低減に寄与します 。
  • 快適な走行性と環境配慮 : 舗装面と平坦に仕上がるため、段差による衝撃や騒音・振動を大幅に低減します 。
  • 高耐久・耐流動性 : 特殊合材に有機繊維を添加することで、わだち掘れや段差の発生を抑え、低温時のひび割れにも強い耐性を発揮します 。
  • 確実な防水性能 : 特殊バインダーによる一体構造に加え、特殊スポンジゴム製の「二次止水装置(バックロッド材)」を標準装備し、桁遊間部への浸水を防ぎます 。
  • 迅速な施工性 : 構造がシンプルなため施工時間を短縮でき、交通規制時間の短縮が可能です 。

床版のクラック補修と不陸修正

旧ジョイントの撤去作業では,RC床版や橋台をブレーカ等による斫り作業が行われますが、この斫り作業で微細なひび割れが発生します。そのひび割れを「浸透性KSプライマー」で補修します。補修界面には「KSボンド」を塗布して,リフレモルセットを打ち込みます。その後,MMジョイントDS型を設置します。

構造

材料

性能評価

MMジョイントDS型の性能試験として、ホィールトラッキング試験チェーンラベリング試験すべり抵抗値試験を行いました。

ホィールトラッキング試験による動的安定度は、有機繊維を混入したことから基準値の3,000 以上となり耐疲労性が高く評価されています。

チェーンラベリング試験による摩耗量およびすべり抵抗値試験においてもそれぞれ、基準値を下回っています。

有機繊維を混入したMMジョイントDS型は、アスファルト舗装の基準値を全て満足していることから、耐疲労性が向上するものと考えら れます。

性能評価

適用条件

MMジョイントDS型は、以下のような場所は不向きです。
・交通量が多い。慢性的に渋滞が発生する。
・大型車両の通行が多い。
・橋の付近に信号機があり、ジョイントの上で車が停車、発進をすることがある。
・橋の出口付近に交差点があり、ジョイントの上でハンドルを大きく切ることがある。
・たわみが発生する箇所。
・縦目地でタイヤが通行する箇所。
これらの条件の場所では、不具合が発生する恐れがあるため、原則として適用不可としております。