工法の紹介

橋梁の入口、出口には伸縮装置、ジョイントが設置されています。損傷や劣化したジョイントのリフレッシュのため「埋設MMジョイントDS型」「荷重分布型ジョイント」、遊間部の「止水装置」を新たに開発し、新設橋梁への新設や老朽化したジョイントの交換などを行っております。

ジョイント取替工事では、旧ジョイントとの取替え工事で生じる不陸修正には、浸透性接着剤でマイクロクラックを補修し、不陸修正用モルタルと一体化を図るために付着用接着剤をいち早く採用しております。 モルタル材には割れを抑制する低弾性モルタルを用います。(EQM-J工法)不陸修正厚が厚い場合には一面加工した「展張格子筋(グリッドメタル筋)」を配置し、既存RC床版の耐荷力向上を図ります。

この他にも、RC床版上面損傷やRC床版のひび割れ補修(EQM工法)、さらには橋梁の1つでもあるボックスカルバートの補強(EQM -G-K工法)など、新技術を導入し、橋梁の長寿命化を図る補修・補強工事を行います。

劣化したRC床版の内部には水平ひび割れやジャンカもあります。コンクリート部材の表面から深さ方向に圧縮強度を計測する「小口径コンクリート強度診断法」やコンクリート内部の損傷状況を診断する「柱状サンプル採取法」による内部の診断も行います。

荷重分布型ジョイント

荷重分布型ジョイントは、下面に荷重分布型鋼板を設け,RC床版に輪荷重を分布させることで,RC床版への負担を軽減させ,耐久性の向上を図る伸縮装置です。

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MMジョイントDS型

特殊バインダーとDS骨材の主材料に加え、プライマー、バックロッド、ギャッププレートから構成される、シンプルで高耐久性の橋梁伸縮装置です。

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EQM-J工法

旧ジョイント撤去時のブレーカ等により発生する微細なひび割れを「浸透性KSプライマー」で補修し、「KSボンド」を塗布して,リフレモルセットを打ち込み、MMジョイントDS型を設置する工法です。

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EQM-J-G工法(不陸修正40mm以上)

EQM-J工法の際に、不陸修正厚が50mm以上の場合に、斫り後に引張補強筋であるグリッドメタル筋を配置し、既設RC床版の耐荷力の向上を図る工法です。

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ゴム劣化取替工法(SMジョイント)

橋梁の伸縮装置の劣化した伸縮ゴムの部分を撤去し、新たに伸縮性に優れた樹脂材を充填する補修工法で、経済性、施工性、止水性に優れ、環境に優しい工法です。

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EQM工法

RC床版や橋台に発生する微細なひび割れを「浸透性KSプライマー」で補修し、補修界面に「KSボンド」を塗布して,リフレモルセットで補修します。

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取替RC床版(取替RC-O)

老朽化し、ひび割れ損傷が著しいRC床版の補強対策として、工場で製作したプレキャスト化した床版に交換する工法です。

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EQM-G-K工法(ボックスカルバートの補強)

カルバート表面を補修した後に補強鉄筋に替わるグリッドメタル筋を配置し,KSボンドを塗布し,リフレモルセットを吹付け増厚する、ボックスカルバートの補強法です。

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RC部材のひび割れ補修

RC床版の寿命に大きく影響する道路橋RC床版に発生したひび割れ、とくに、床版内部に発生する水平ひび割れを、浸透性接着剤注入により補修する工法です。

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コンクリート部材の強度測定法

劣化したRC床版のコンクリートの圧縮強度を、補修・補強前に診断する必要があります。「小径コア採取による圧縮強度の推定法」が開発されました。

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柱状サンプル採取法による診断

コンクリート内部を診断する方法として小口径のコアを採取する「柱状サンプル採取法」は大きな損傷を与えることが無く、適切に診断することができます。

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