工法の紹介

ゴム劣化取替工法
(SMジョイント)

伸縮装置本体の耐用年数は30年程度と言われておりますが、遊間部の伸縮ゴム(1次止水材)の耐久性は10年程度です。伸縮ゴムが劣化することで遊間部から雨水が浸透し、鋼製支承はさびの発生やコンクリート橋主桁では漏水の浸透による損傷など、橋梁に悪影響を及ぼす要因となります。

伸縮部(遊間部)にはクロロプレンゴムが一般的に使用されておりますが、基準耐用年数は10年です。紫外線などの外的要因を考慮すると寿命は更に低下します。

遊間部や地覆の隙間には劣化したゴムの取替え補修に伸縮性特殊樹脂材を用いて補修を行います。この補修法を「ゴム劣化取替工法(SMジョイント)」と称してます。

標準 幅50mm , 高さ35mm
適用範囲 設計伸縮量60mm以内

材料

主剤、硬化剤、添加剤で構成され、ハンドミキサーで練り混ぜが可能。

施工方法

  • 劣化したゴム材、不純物も除去した後,側面に専用のプライマーを塗布します。
  • バックアップ材を挿入します。
  • 主剤、硬化剤、添加剤を混合した後,遊間部に充填します。
  • 60分程で開放可能。24時間程度で硬化します。

施工のプロセス

  1. 既設ジョイントゴム材撤去
  2. プライマー塗布
  3. バックアップ材設置
  4. 充填材料の混合攪拌
  5. 材料の充填
  6. 充填完了