工法の紹介
柱状サンプル採取法による診断
特許第6253058号
コンクリートの強度測定
コンクリート構造物、とくにRC床版のコンクリートは、疲労損傷や遊離石灰や土砂化、さらには内部においては水平ひび割れの発生など、多くの損傷があります。
コンクリート内部診断においては非破壊検査での診断は不十分であることから、確実に内部を診断する方法として小口径のコアを採取する「柱状サンプル採取法」は大きな損傷を与えることが無く、適切に診断することができます。(特許)
柱状サンプル採取法
小径コア採取による「柱状サンプル採取法」は,通常のコア採取では,コアが分断 破壊し,1本化した柱状サンプル採取は不可能となります。これらのことから,φ10mm程度でコア採取し,コア内部に蛍光塗料を混入した浸透性接着剤KSプライマーを注入し,硬化後φ10mmの外周を φ25mm程度のコアを採取する。接着剤を注入することで一本化したコアが適切に採取できる。はく離やひび割れ箇所,骨材のはく離箇所が適切に診断可能となります。
柱状サンプル採取法
浸透性接着剤
φ10mm程度の孔を開けた後に、浸透性 KSプライマーを注入します。この方法はRC床版上面および下面からの注入が可能です。交通規制によって接着剤の選定が異なります。