工法の紹介

EQM-J工法
(不陸修正厚40mm以下)

EQM-J工法

旧ジョイントの撤去作業では,RC床版や橋台をブレーカ等による斫り作業が行われますが、この斫り作業で微細なひび割れが発生します。そのひび割れを「浸透性KSプライマー」で補修します。補修界面には「KSボンド」を塗布して,リフレモルセットを打ち込みます。その後,MMジョイントDS型埋設ジョイントを設置します。

この工法が「EQM-J工法」です。

この工法を用いることで,打ち継ぎコンクリートと一体化します。

施工

ブレーカやチッパ等で老朽化したジョイントを斫り,撤去します。撤去後は不純物を除去し,清掃を行います。次に,遊間部にバックアップ材を設置します。

ブレーカ等による撤去,斫り作業においては既設RC床版に新たな損傷を与えることになります。 そこでEQM-J工法では,微細なひび割れに「浸透性KSプライマー」を塗布して,補修します。次に,15分ほど養生した後に,不陸修正材であるリフレモルセットとの付着力を高めるために「KSボンド」を塗布します。

KSボンドの可使時間は,常温(20°C)で120分程度であることから,塗布後直ちに「リフレモルセットSF」を練混ぜし,打込み,表面仕上げして,養生します。

この2種類の接着剤を用いてリフレモルセットを打ち込み,埋設ジョイントのMMジョインDS型を設置します。これによって,不陸修正材とMMジョイントDS型と一体化され,、耐久性の向上が図られます。

本工法においては不陸修正なしの工事費に対して、接着剤塗布の2工程がプラスされることから、工事費は高くなりますが、付着面が一体化され耐久性が向上します。