EQM-J工法 【NETIS番号 QS-180019-A】
旧ジョイントの撤去作業は、RC床版や橋台をブレーカ等によるはつり作業が行われます。この斫る作業で発生する微細なひび割れを浸透性KSプライマーで補修します。補修界面にはKSボンドを塗布して、リフレモルセットを打ち込みます。その後、MMジョイントDS型埋設ジョイントを設置します。この工法が「EQM-J工法」です。日本で最初に取り入れた工法です。
■PDF(2.2MB)・EQM-J工法・EQM-J施工法
■PDF(2.4MB)・EQM-J材料・EQM-J-G工法
EQM材料・EQM工法
ジョイント付近の橋梁床版はジョイントの段差による荷重変動やコンクリートとアスファルトと強度差により、ジョイントから2m付近は大きな損傷を受けています。場合によっては抜け落ちに発展する可能性があります。このようなRC床版の部分補修には「EQM工法」で補修します。
■PDF(2MB)・ジョイント付近の損傷状況/EQM材料/輪荷重走行疲労実験(日本大学)/従来の補修技術/EQM工法
RC床版のひび割れ補修工
道路橋RC床版は、輪荷重走行によりひび割れが発生し、漏水に伴い遊離石灰も発生しています。ひび割れには、下面から発生するひび割れがあります。とくに、床版内部に発生する水平ひび割れについては発見しにくい損傷であります。水平ひび割れはRC床版の寿命に大きく影響します。これらのひび割れ補強法には浸透性接着剤注入によるひび割れ補修工が必要です。
■PDF(2.4MB)・劣化したRC床版のひび割れ損傷/浸透性接着剤KSプライマー/浸透性接着剤ひび割れ工法/ひび割れ補修工
ボックスカルバートの補強法(EQM-G-K工法)【特許第6253058号】【NETIS番号 QS-180039-A】
溝橋(ボックスカルバート)でも、RC床版と同様にひび割れ損傷が発生し、さらに漏水により遊離石灰も発生しております。ボックスカルバートのひび割れ補強法には、浸透性KSプライマー注入法によるひび割れ補修方法があります。ひび割れには、下縁から発生するひび割れの他に、水平ひび割れなど、目視では確認できないひび割れが発生しています。
■PDF(2MB)・ボックスカルバートの現状/EQM-G-K工法/EQM-G-K工法における耐荷重の検証/EQM-G-K工法の施工手順
コンクリート部材の強度測定試験【特許第6093951号】
コンクリート構造物、とくにRC床版は、疲労損傷や雨水の浸透により遊離石灰や土砂化、内部においては水平ひび割れの発生など、多くの損傷があります。また、塩害、中性化、ASRなどにより材料の劣化もあります。補修・補強する前に、補強後の耐久性の向上を図るためにコンクリートの圧縮強度が24N/㎡以上であることを診断する必要があります。
■PDF(1MB)・コンクリートの強度測定/圧縮強度と寿命の関係/圧縮強度と深さの関係
コンクリート内部の劣化診断法【特許第6253058号】
コンクリート構造物、とくにRC床版は、コンクリートは疲労損傷や遊離石灰や土砂化、さらには内部においては水平ひび割れの発生など、多くの損傷があります。コンクリート内部診断においては、非破壊検査での診断は不十分であることから、確実に内部を診断する方法として、小口径のコアを採取する「柱状サンプル採取法」は大きな損傷を与えることが無く、適切に診断することができます。
■PDF(0.9MB)・コンクリートの強度測定/柱状サンプル採取法/浸透性接着剤/実橋での診断状況